寝ていると腰が痛い・20年来の腰痛
2026/09/23
「寝ているのに腰が痛くて目が覚める」
「朝起きた時から腰がつらい」
「何年も腰痛が続いていて、もう仕方がないと思っている」
このようなお悩みはありませんか?
腰痛というと、重い物を持った時や身体を動かした時に痛むイメージがあるかもしれません。
しかし、中には身体を休めているはずの睡眠中にも腰が気になり、痛みで目が覚めてしまうという方もいらっしゃいます。
今回ご紹介するT様も、そのような腰痛に長年悩まれていました。
腰痛が始まったのは学生時代。
それから約20年にわたり腰の痛みと付き合ってこられ、特に気になっていたのが、
「寝ている時に腰が痛くなり、目が覚めてしまうこと」
でした。
さらに詳しくお話を伺うと、腰だけではなく股関節周辺の詰まるような感覚や、身体の動かしにくさもありました。
今回はT様の実際の症例をもとに、長年続く腰痛に対して、当院ではどのようなことを確認しながら施術を進めているのかをご紹介します。
T様は20年以上にわたり腰痛に悩まれていました
T様の腰痛は、最近始まったものではありません。
学生時代から腰痛があり、その状態が約20年続いていました。
長く腰痛と付き合っていると、
「また腰が痛くなった」
ということ自体が、いつの間にか日常の一部になってしまうことがあります。
T様もこれまで整形外科やマッサージ、整骨院など、腰の状態を何とかしようとさまざまな方法を試されていました。
施術などを受けた後には楽に感じることもあったそうですが、時間が経つと再び症状が気になるという状態を繰り返していました。
だからこそ今回も、
「また同じことの繰り返しになるのではないか」
という気持ちがあったそうです。
長期間続いている症状の場合、これまでどのような経過をたどってきたのかを確認することも大切です。
一番の悩みは「寝ている時にも腰が痛い」ことでした
T様が特に困っていたのは、日中だけではありませんでした。
寝ている時にも腰が痛み、その痛みで目が覚めてしまうことがあったのです。
仰向けになると腰全体が気になる。
だからといって横向きで寝ると、今度は片側の腰が気になる。
「この姿勢なら絶対に大丈夫」
という寝方が見つからず、睡眠中も腰を気にしなければならない状態でした。
本来なら身体を休めたい時間なのに、腰が気になって目が覚める。
これが長期間続けば、
「今日もまた痛くなるのかな」
と、寝ること自体に不安を感じることもあります。
T様の場合も、単に腰を動かした時の痛みだけではなく、睡眠中の腰痛が生活上の大きな悩みになっていました。
寝ている時の腰痛は「寝方だけ」の問題なのでしょうか?
寝ている時に腰が痛いと、
「マットレスが合っていないのかな?」
「枕が悪いのかな?」
「仰向けではなく横向きで寝た方がいいのかな?」
と考える方も多いと思います。
もちろん、寝具や寝る姿勢によって腰の感じ方が変わることはあります。
しかし、
「腰が痛い人は必ずこの姿勢で寝ればいい」
という一つの寝方が、すべての方に当てはまるわけではありません。
T様も寝方を変えるなどの工夫をされていましたが、腰の気になる状態は続いていました。
そこで当院では、寝方だけを確認するのではなく、
日中はどのような仕事をしているのか。
どの動作で腰が気になるのか。
腰以外に動かしにくいところはないのか。
これまで腰痛がどのように変化してきたのか。
といったことも含めてお話を伺いました。
長時間の車移動やデスクワークもありました
T様は仕事で長時間車を運転することがあり、デスクワークをする時間も多い生活でした。
座っている時間が長くなると、
「腰が悪くなるから絶対に座ってはいけない」
というわけではありません。
ただ、同じ姿勢が長く続くことで、身体を動かす機会が少なくなり、腰や股関節周辺に負担を感じる方もいらっしゃいます。
さらにT様の場合は、勤務時間も一般的な生活リズムとは異なることがありました。
そのため、施術だけを見るのではなく、
仕事や移動を含めて、普段どのように身体を使っているのか
を把握することも大切にしました。
腰だけではなく股関節周辺にも気になる感覚がありました
T様のお話をさらに伺うと、気になっているのは腰だけではありませんでした。
股関節周辺に「詰まるような感じ」があり、歩く時や階段を上り下りする時にも気になることがありました。
特に分かりやすかったのが、車へ乗り込む時です。
足を横方向へ動かす際に股関節周辺が気になり、スムーズに動かしにくい感覚がありました。
ここで、
「股関節が腰痛の原因です」
とすぐに決めることはできません。
しかし、腰痛がある方の身体を確認する際に、腰だけではなく、その周辺をどのように動かしているのかを見ることは大切です。
そこでT様にも、実際にいくつかの動きをしていただきました。
前かがみや身体を反らす動きも確認しました
まず確認したのが、立った状態で身体を前へ倒す動きと、後ろへ反らす動きです。
T様に前かがみになっていただくと、身体全体の動き方に特徴が見られました。
さらに身体を後ろへ反らす動作についても確認しました。
大切なのは、
「前屈が何センチできるか」
「どれだけ反れるか」
という数字だけではありません。
身体を動かした時にどこが動いているのか。
どの部分が動かしにくそうなのか。
動作中に腰や股関節へどのような感覚が出るのか。
こうしたことを確認していきます。
T様の場合も、腰の痛みだけを見るのではなく、腰・骨盤周辺・股関節などを含めた身体の動き方を確認しました。
座った状態では股関節の左右の動きも確認しました
次に、座った状態で股関節を動かしていただきました。
足を上げる。
脚を内側・外側へ動かす。
こうした動きを左右で確認していきます。
T様の場合、股関節を動かす際に身体も一緒に動かしながら動作を行う様子があり、特に左側では動かしにくさや詰まるような感覚がありました。
これは、
「左の股関節が腰痛の原因だった」
と証明するものではありません。
ただ、T様自身が日常生活でも股関節周辺の詰まりを感じていたことと合わせると、施術を考えるうえで確認しておきたい身体の特徴の一つでした。
腰が痛いから腰だけを見るのではなく、実際に困っている動作を一つずつ確認していくことを大切にしています。
腰痛によって諦めていたのは日常動作だけではありませんでした
T様には、身体の状態が良くなったら再びやりたいことがありました。
それが、弓道とゴルフです。
学生時代から続けてきた弓道は、今も指導者として関わっています。
しかし、腰の状態が気になるため、ご自身では思うように弓を引くことができず、生徒が行う様子を見ていることが中心になっていました。
ゴルフでも、身体を十分に回しにくく、ハーフスイングになってしまう状態でした。
腰痛を軽くしたい。
もちろん、それも大切です。
ただ、T様が本当に望んでいたのは、
「腰を気にせず、もう一度好きなことを楽しみたい」
ということでした。
当院では、
「痛みが何点になったか」
だけではなく、
身体が良くなったら何をしたいのか
というところまでお話を伺うようにしています。
神経整体では身体の反応を確認しながら施術を進めます
T様には、確認した身体の状態をもとに神経整体を行いました。
当院の神経整体は、身体を強く押したり、関節を無理に動かしたり、バキバキと鳴らしたりすることを目的とした施術ではありません。
身体へ優しい刺激を加えながら、
施術前に気になっていた動きがどうなのか。
左右の動きに変化はあるのか。
ご本人の感覚はどうなのか。
といったことを確認しながら進めていきます。
T様の場合も、施術をした後に同じ身体の動きを再び確認しました。
その中でT様から、
「さっきより曲げやすい感じがします」
という反応がありました。
さらに股関節周辺についても、
「股関節周りが違うのかなっていうのは、動かしやすかったかな」
と、施術前との感覚の違いを話してくださいました。
ただし、T様は約20年という長い期間、腰痛に悩まれています。
一度の施術で身体の動かしやすさに変化を感じたとしても、
「20年来の腰痛が治った」
ということではありません。
本当に大切なのは、その後です。
寝ている時の腰はどうなのか。
痛みで目が覚めることに変化はあるのか。
車の乗り降りはどうなのか。
仕事中はどうなのか。
そして、弓道やゴルフといったT様が再び楽しみたいことにつながっていくのか。
施術室で感じた変化と、実際の日常生活での変化を分けて確認していくことが大切だと考えています。
その場で動きやすくなっても20年来の腰痛が解決したわけではありません
施術後、T様には施術前に確認した動きをもう一度行っていただきました。
その中で、股関節周辺の動かしやすさなど、T様自身が施術前との感覚の違いを感じる場面がありました。
ただし、ここで大切なのは、
「その場で動きやすくなった=長年の腰痛が解決した」
と考えないことです。
T様は学生時代から約20年にわたり腰痛を経験されています。
そして、一番困っていたのは施術室で身体を曲げた時の動きではなく、寝ている時にも腰が痛くなり、目が覚めてしまうことでした。
そのため、施術前後の身体の動きだけでなく、
夜は眠れたのか。
腰が気になって目が覚めたのか。
朝起きた時はどうだったのか。
仕事中や長時間の車移動ではどうだったのか。
こうした実際の生活での変化を確認することが大切です。
一度の施術で結論を出すのではなく、日常生活へ戻った後の身体の状態も含めて経過を見ていきます。
長年続く腰痛ほど「腰だけ」を見ないことを大切にしています
T様の場合、最も気になっていた症状は腰痛でした。
しかし、詳しくお話を伺い、実際に身体を動かしていただくと、股関節周辺にも詰まるような感覚がありました。
車へ乗る時。
歩く時。
階段を上り下りする時。
前かがみになる時。
こうした日常動作でも身体の動かしにくさを感じていました。
だからといって、
「腰痛の原因は股関節です」
と決めつけるわけではありません。
身体の一つの動きには、複数の部分が関わっています。
そのため当院では、痛みを感じている腰だけに注目するのではなく、実際に困っている動作をしていただきながら身体全体の動きを確認することを大切にしています。
「20年痛いから、もう変わらない」と決めつける必要もありません
T様のように腰痛が長期間続いていると、
「もう20年も痛いから仕方がない」
「年齢の問題だから」
「これからも付き合っていくしかない」
と考えてしまうことがあります。
確かに、症状が続いている期間は身体を考えるうえで大切な情報です。
しかし、症状が長く続いているという理由だけで、今後の状態まで決まるわけではありません。
反対に、
「長年の腰痛でも必ず良くなる」
と約束することもできません。
大切なのは、現在どのようなことで困っていて、身体を動かした時にどのような特徴があるのかを一つずつ確認することです。
T様の場合も、「20年来の腰痛」という言葉だけで判断せず、現在の生活や身体の状態を確認しながら施術を進めています。
寝ている時にも腰が痛い場合は医療機関への相談を優先した方がよいこともあります
今回のT様のように、
「寝ている時にも腰が痛い」
という症状がある場合、注意しておきたいことがあります。
寝ている時や安静にしている時の腰痛にはさまざまな背景が考えられるため、すべてを身体の硬さや動かし方の問題として考えることはできません。
特に、
・安静にしていても強い痛みが続く
・夜間の痛みが強くなっている
・発熱や強い体調不良を伴っている
・転倒や事故などの後から強く痛む
・脚のしびれや力の入りにくさが急に強くなった
・排尿や排便の異常を伴う
・原因が分からない体重減少など、腰痛以外にも気になる変化がある
といった場合には、整体だけで判断せず医療機関への相談を優先してください。
また、長期間症状が続いている場合や、これまでと痛み方が変わってきた場合にも、必要に応じて医療機関で状態を確認することが大切です。
整体院で身体の動きを確認することと、医療機関で必要な検査を受けることは別の役割があります。
腰痛がある時に「正しい寝方」を無理に探さなくても大丈夫です
T様は、仰向けでも横向きでも腰が気になることがありました。
このような状態になると、
「どの姿勢で寝ればいいんだろう?」
と悩んでしまいます。
腰痛について調べると、
「仰向けで寝ましょう」
「横向きがいい」
「膝の下にクッションを入れましょう」
など、さまざまな情報が出てきます。
しかし、楽に感じる寝方は一人ひとり違います。
そのため、
「腰痛なら絶対にこの寝方」
と一つの姿勢にこだわる必要はありません。
まずは、ご自身が比較的楽に感じられる姿勢を選んでください。
寝返りをすることも自然な身体の動きですので、一晩中同じ姿勢を保とうとする必要もありません。
寝る姿勢を工夫しても痛みが続く場合には、「寝方が悪い」と考え続けるのではなく、身体の状態そのものを一度確認することも大切です。
長時間の車移動やデスクワークでは「同じ姿勢を続けすぎない」ことも一つの方法です
T様は仕事で車を運転する時間や、デスクワークをする時間が長い生活をされていました。
仕事ですから、
「長時間座らないようにしましょう」
と言われても、現実には難しいことがあります。
また、
「常に背筋を伸ばして正しい姿勢で座らなければ」
と意識しすぎる必要もありません。
可能であれば、休憩できるタイミングで立ち上がったり、少し身体を動かしたりするなど、同じ姿勢が長く続きすぎないようにすることから始めてみてください。
車の乗り降りについても同じです。
「必ずこの方法で乗り降りしてください」と決めるのではなく、腰や股関節に強い痛みが出る動作を無理に繰り返さないことが大切です。
仕事や生活環境によって、できることは人それぞれ違います。
無理なく続けられる方法を考えていきましょう。
T様の目標は「腰痛をゼロにすること」だけではありません
T様のお話で印象的だったのが、弓道とゴルフです。
弓道は学生時代から関わってきた大切なものです。
現在も指導する立場として続けていますが、ご自身で思うように弓を引くことが難しくなっていました。
ゴルフでも、身体を十分に回しにくいため、ハーフスイングになっていました。
T様が望んでいるのは、単に、
「腰の痛みを何点から何点にしたい」
ということだけではありません。
また自分でも弓を引きたい。
腰を気にせずゴルフを楽しみたい。
そして、
夜に腰を気にせず休みたい。
こうした日常生活や趣味の中に、本当の目標があります。
当院では、痛みそのものだけではなく、
「身体が変わったら何をしたいですか?」
ということも大切にしています。
施術室で身体を動かしやすくすることが最終目的ではありません。
その変化が、T様が大切にしている生活につながっていくのか。
そこまで経過を見ていきたいと考えています。
まとめ|寝ている時にも腰が痛い・長年腰痛が続いている方へ
今回ご紹介したT様は、学生時代から約20年にわたり腰痛に悩まれていました。
特に困っていたのが、
寝ている時にも腰が痛み、目が覚めてしまうこと。
さらに詳しくお話を伺うと、
・長時間の車移動やデスクワークがある
・車へ乗る時に股関節周辺が気になる
・歩行や階段でも腰や股関節が気になる
・前かがみになりにくい
・靴下を履く動作がしにくい
・弓道で自分自身が弓を引きにくい
・ゴルフで身体を十分に回しにくい
など、睡眠以外にもさまざまな困りごとがありました。
そこで当院では、痛みを感じている腰だけを見るのではなく、前かがみや身体を反らす動き、股関節周辺の動きなども確認しながら施術を進めました。
施術後、T様からは股関節周辺について「動かしやすかったかな」という感想もありました。
ただし、約20年続いている腰痛が一度の施術で解決したということではありません。
大切なのは、その後の生活です。
夜はどうだったのか。
仕事中はどうなのか。
車の乗り降りはどうなのか。
そして、T様が再び楽しみたい弓道やゴルフにつながっていくのか。
こうしたことを確認しながら身体の経過を見ていきます。
「長年腰痛が続いているから仕方がない」
「寝ている時まで痛いけれど、どこへ相談したらいいのか分からない」
そんな方は、一度ご相談ください。
nのレシピ みんなの整体院では、まず現在の症状や生活の中で困っていることを丁寧に伺い、身体の動きや反応を確認しながら、その方の状態に合わせて施術を進めています。
長年続く腰痛でお悩みの方へ
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