2年以上続く股関節・太ももの痛み
2026/09/03
「歩いていると股関節から太ももの外側が痛くなってくる」
「長く座っていると脚がつらくなる」
「股関節が硬くて、脚を上げにくい」
このようなお悩みはありませんか?
股関節周辺の痛みが続くと、痛いところを揉んだり、ストレッチをしたりして何とかしようとする方も多いと思います。
しかし、それでもなかなか変化しない場合は、痛みを感じている部分だけではなく、股関節や骨盤を含めた身体全体の動きを確認することも大切です。
今回ご紹介するW様は、2〜3年以上にわたり、左の股関節から太もも外側にかけての痛みに悩まれていました。
W様は海外で長年マッサージ師として働かれており、身体についての知識も豊富な方です。
ご自身でもローラーやストレッチなど、さまざまなセルフケアを試されていました。
それでも症状が続き、仕事や歩行、睡眠にも影響するようになったため、一時帰国された際に当院へご相談いただきました。
今回はW様の症例をもとに、長く続く股関節から太もも外側の痛みと、身体の動きとの関係についてお話しします。
2年以上続いていた左股関節から太もも外側の痛み
W様が特に悩まれていたのは、左の股関節から太もも外側にかけての痛みでした。
症状は2〜3年以上前から続いており、普段は押されているような重い感覚があり、長時間歩いたり立ち仕事が続いたりすると、より強く痛みを感じることがありました。
さらに、
・長時間歩く
・立ち仕事をする
・長く座っている
・左脚を高く上げる
・左側へ体重をかける
といった場面でも症状が気になっていました。
W様はマッサージ師として身体を使う仕事をされています。
仕事中には脚を上げたり、左右へ体重移動したりする動作もあるため、左股関節が思うように動かないことは仕事にも影響していました。
痛みのある左側を無意識にかばうことで、反対側へ体重をかけることも増えていたそうです。
また、夜に股関節から太もも周辺が気になり、眠りにくいこともありました。
単に「股関節が少し痛い」という状態ではなく、日常生活や仕事にも影響が出ている状態でした。
股関節から太もも外側が痛むのはなぜ?
股関節から太もも外側に痛みを感じる場合、その理由は一つとは限りません。
筋肉や腱など股関節周辺の組織が関係する場合もあれば、腰や骨盤など別の部分が関係している場合もあります。
そのため、「太ももの外側が痛いから、そこをほぐせばよい」とは限らないのです。
股関節は、歩く・立つ・しゃがむ・脚を上げるなど、日常生活のさまざまな動作に関わっています。
そして股関節だけが単独で動いているわけではありません。
骨盤や腰、膝などと連動しながら身体を動かしています。
どこかの動きが小さくなれば、別の場所がその動きを補うことがあります。
その状態が長く続けば、一部分に負担が集中することも考えられます。
だからこそ当院では、股関節に症状がある方でも、痛みを感じている部分だけではなく、身体全体をどのように使っているのかを確認することを大切にしています。
W様はローラーやストレッチも試されていました
W様は長年マッサージ師として働かれていることもあり、ご自身でも身体のケアをされていました。
特に気になっていた太もも外側には、フォームローラーを使用してセルフケアをされていたそうです。
しかし、ローラーを当てるとかなり痛みを感じるため、思うように続けられませんでした。
また、ストレッチも行っていましたが、左側を強く伸ばすと、その後に痛みが強くなることもありました。
ここで注意したいのが、
「硬いから、とにかく強く伸ばせばいい」
とは限らないことです。
身体の状態によっては、強い刺激や無理なストレッチが負担になる場合もあります。
セルフケアをしているにもかかわらず痛みが強くなったり、長期間症状が変わらなかったりする場合は、無理に続けず一度状態を確認することも大切です。
身体を確認すると左股関節の動きに左右差がありました
初回来院時には、まずW様からこれまでの経過や、どのような動作で症状が出るのかを詳しく伺いました。
そのうえで股関節を曲げる、開く、閉じるといった動きを確認しました。
すると、左股関節では右側と比べて動かしにくい方向がありました。
特に脚を上げるような動作では、W様自身も普段から感じていた動かしにくさを確認できました。
また、股関節を開く動作にも左右差があり、左側では途中で詰まるような感覚がありました。
W様の仕事では脚を上げたり、身体を支えながら体重移動したりすることがあります。
そのため、こうした股関節の動きにくさがある状態では、仕事中の身体の使い方にも影響する可能性があります。
股関節だけでなく骨盤周辺の動きも確認しました
さらに、仰向けになった状態で膝を左右へ倒すなど、骨盤周辺の動きも確認しました。
ここでも左右で動かしやすさに違いがありました。
股関節と骨盤は、それぞれ別々に働いているわけではありません。
歩行や立ち上がり、脚を上げるといった動作では、股関節・骨盤・腰などが連動しています。
そのため当院では、
「どこが痛いのか」
だけではなく、
「どの動きがしにくくなっているのか」
という視点からも身体を確認します。
W様の場合も、太もも外側だけに注目するのではなく、股関節や骨盤などを含めて身体全体を見ることが必要だと考えました。
痛い側をかばうことで身体の使い方が変わることも
痛みがあると、人は無意識にその場所をかばいます。
例えば左股関節に痛みがあれば、立っている時や歩いている時に右側へ体重を移すことがあります。
これは身体が痛みを避けようとする自然な反応です。
ただし、その状態が長く続けば、反対側の脚や腰など、別の部分にかかる負担が変わることもあります。
W様も左側へ体重をかけにくく、右側を使うことが増えていました。
だからこそ、
「股関節が痛いから股関節だけを見る」
のではなく、立ち方や歩き方、左右の体重のかけ方なども含めて確認することが大切です。
当院では強く押さず身体の反応を確認しながら施術します
W様の施術では、痛みのある太もも外側を強く揉んだり、無理に股関節を動かしたりするのではなく、骨盤や股関節などの状態を確認しながら身体を調整していきました。
当院で行っている神経整体は、強い力で身体を動かす施術ではありません。
身体へ優しい刺激を加えながら、施術前後で動きや感覚がどのように変化するのかを確認していきます。
W様は以前、強い刺激を伴う施術を受けた経験もあり、今回の施術について最初は、
「こんなに優しい刺激で何をしているんだろう?」
という感覚もあったそうです。
しかし施術を進めながら股関節の動きを確認すると、施術前より脚を動かしやすくなった感覚があり、W様自身も身体の変化を感じられていました。
大切なのは、強い刺激を加えることではなく、その方の身体が施術に対してどのように反応しているのかを確認することだと当院では考えています。
施術後は股関節の動かしやすさに変化が見られました
施術後には、施術前と同じように股関節を曲げたり、脚を動かしたりして身体の状態を確認しました。
するとW様からは、
「全然違う」
「曲げやすい」
といった感想があり、施術前より股関節を動かしやすくなった感覚があったそうです。
また、施術前に気になっていた太もも外側についても、感覚の変化を感じられていました。
ここで当院が大切にしているのは、「痛みが何点になったか」だけではありません。
股関節を曲げる、立つ、歩く、体重をかけるなど、実際の動作がどのように変化したのかも確認します。
W様の場合も、施術前後で同じ動きを行うことで、ご自身でも身体の変化を確認していただきました。
2年以上続く股関節の痛みは一度の変化だけで判断しません
W様は施術後に身体の変化を感じられていましたが、2〜3年以上続いていた症状です。
一度の施術で動きやすくなったからといって、それだけですべてが解決したと判断することはできません。
普段の生活に戻ってから、
・長時間歩いた時はどうか
・仕事で身体を使った時はどうか
・長く座った後はどうか
・夜の状態はどうか
・翌日以降も動きやすさが続いているか
などを確認することも大切です。
症状が続いている期間や生活環境、仕事での身体の使い方などは一人ひとり異なります。
そのため当院では、「○回受ければ良くなる」と一律に考えるのではなく、施術後の反応や日常生活での状態を確認しながら、その方に合わせて施術計画を考えていきます。
股関節が痛い時は無理なストレッチを続けないことも大切です
股関節が硬いと感じると、
「もっと伸ばした方がいいのでは?」
と思う方も多いのではないでしょうか。
しかしW様のように、ストレッチをした後に痛みが強くなる場合もあります。
そのような時は、痛みを我慢して無理に伸ばし続ける必要はありません。
ストレッチや運動は身体の状態によって合うものが異なります。
「硬いから伸ばす」
「痛いから揉む」
と単純に考えるのではなく、行った後に身体がどう感じるのかも確認してみてください。
セルフケアによって痛みが強くなる場合や、何週間・何ヶ月と続けても変化がない場合は、一度方法を見直すことも選択肢の一つです。
同じ姿勢や同じ身体の使い方を続けすぎない
W様はマッサージ師として、立った状態で身体を使う時間が長く、左右への体重移動も多い生活をされていました。
仕事の内容によっては、どうしても同じ動作を繰り返さなければならないことがあります。
そのような場合でも、仕事の合間に姿勢を変える、少し歩く、左右の身体の使い方に偏りがないか確認するなど、できる範囲で身体の使い方を変えてみることも大切です。
「正しい姿勢をずっと維持する」ことにこだわるより、長時間同じ姿勢にならないよう、こまめに身体を動かすことを意識してみてください。
長く続く股関節痛では医療機関での確認が必要な場合もあります
股関節周辺の痛みにはさまざまな原因が考えられるため、すべての症状が整体の対象になるわけではありません。
特に、
・転倒や事故の後から強い痛みがある
・安静にしていても強い痛みが続く
・急に脚へ力が入りにくくなった
・しびれや感覚の異常が強くなっている
・発熱など、痛み以外の症状を伴っている
・痛みが急激に強くなっている
といった場合には、まず医療機関へ相談してください。
また、長期間症状が続いている場合も、必要に応じて整形外科などで身体の状態を確認することが大切です。
当院でも、カウンセリングや身体の状態を確認したうえで、医療機関での検査や診察を優先した方がよいと判断した場合には受診をおすすめしています。
まとめ|股関節から太もも外側の痛みは身体全体の動きも確認しましょう
今回ご紹介したW様は、2〜3年以上にわたり左股関節から太もも外側の痛みに悩まれていました。
ご自身でローラーやストレッチなどを行っていましたが症状が続き、仕事や歩行、座っている時など、さまざまな場面で身体の使いにくさを感じていました。
身体を確認すると、左股関節には右側と比べて動かしにくい方向があり、骨盤周辺の動きにも左右差が見られました。
そこで当院では、痛みのある太もも外側だけを施術するのではなく、股関節や骨盤などを含めて身体全体の状態を確認しながら施術を行いました。
施術後には、W様自身も股関節の「曲げやすさ」など、施術前との違いを感じられていました。
股関節から太もも外側に痛みがあるからといって、必ずしも痛みを感じる部分だけに目を向ければよいとは限りません。
「どこが痛いのか」だけでなく、「身体がどのように動いているのか」まで確認する。
これが当院で大切にしている考え方です。
「股関節から太ももの外側がずっと痛い」
「歩いたり立ったりするとつらくなる」
「ストレッチやセルフケアを続けても変化を感じない」
「股関節が硬く、脚を上げにくい」
このようなお悩みがありましたら、一度身体全体の状態を確認してみませんか。
nのレシピみんなの整体院では、まず丁寧にお話を伺い、股関節だけでなく骨盤や身体全体の動きを確認しながら、一人ひとりの状態に合わせた施術をご提案しています。

